【支持架台検討】支持穴位置フリー架台の作図(Tfas)

株式会社エフィ 代表の姫野です。

 

今回は配管ダクトの支持架台の作図の一部をご紹介します。

 

配管ダクトの架台は基本はUバンドやダクトの支持アングルの穴位置に合わせて

穴明け加工することが一般的かなと思います。

 

ですが、現場で他設備と干渉して配管をルートを少し変更し配管のUバンドの穴位置が合わない、

架台を発注してから配管のサイズを変わった、施工後1系統配管が増えた、、等

現場は生き物ですので時には様々な対応が必要になってくると思います。

 

そういった変更対応ができ、変更があっても見た目もよく綺麗な納まりになるのが支持穴位置フリーの架台です。

穴明けをせず受け材にFB(フラットバー)を溶接してバンド穴やアングルの受け穴替わりにする工法です。

 

 

受材に対してFBをコの字に溶接で固定します。

FBの溶接は端部だけだと強度が弱いので間にも補強でFBを溶接して固定。

 

重量の思い鋼管等が乗る場合は配管の芯の真下にFBを溶接補強してあげると

FBのたわみ防止にもなります。

 

こちらの工法ですと穴位置を気にせず、補強のある場所以外では

どの位置でも配管ダクトの固定が可能です。

 

機器廻りで配管ダクトの系統が複数ありコンパクトな支持架台に

することができますしクリーンルーム内の複数系統あるメイン、サブ配管ダクトの架台にも使用できます。

 

今回は床からの門型で仮で作図してみましたが、天井スラブからの門型架台

竪管の門型架台でも採用できます。

 

またこちらの工法であれば

架台と配管ダクトを工場で製作し、テスト・保温ラッキングまで完了して現場に納品といった

シームレスな施工も対応可能でとても現場側にメリットが多いはずです。

なにより多少のズレに対応できるのが本当にいいところです。

 

弊社ではこのような支持架台の検討や納まりをよくする

図面を納品いたします。

もちろん耐荷重計算や架台のたわみの計算等も可能です。

 

 

株式会社エフィは3D-CAD(Tfas,Rebro)を扱って設備設計図、設備施工図、設備架台図などを作図する会社です。
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