こんにちは、株式会社エフィの姫野です。
先日、社員みんなで製作工場の見学に行ってきました。見せていただいたのは、当社が設計・製作図を担当したチラー廻りの配管ユニットとその架台、そしてダクトユニットやポンプユニットです。
お伺いしたのは、株式会社後藤産業様の福岡第一オフサイトセンター(志免町)。後藤産業様は、配管・機器・架台を工場で先に組み上げる「ユニット化」を手がけておられる会社で、当社はそのユニットの設計・製作図でご一緒させていただいている協業先です。
図面が、実物になる
普段、私たちの仕事は画面の中で完結します。線を引いて、寸法を入れて、納まりを検討して、データにして送る。そこまでが図面屋の仕事です。
ただ、その先には必ず「実際につくる人」と「実際に据える現場」があります。自分たちが引いた線が鋼材になり、溶接され、配管が載って、ひとつのユニットになる。その姿を、今回はじめて全員で見にいきました。
ユニット化という考え方
現場で一から組み立てるのではなく、工場であらかじめ配管・機器・架台を組み上げてしまう。これがユニット化です。
- 工場内での製作なので、精度と品質が安定する
- 現場での高所作業・溶接作業が減り、安全性が上がる
- 現場での工期が短くなる
いいことばかりに見えますが、そのぶん図面の責任は重くなります。工場でつくったものが現場で「入らない」となれば、簡単には直せません。だからこそ、設計・製作図の段階でどこまで見切れているかがすべてになります。
見て、はじめて分かること
実物の前に立つと、図面では気づかなかったことが次々に出てきます。
- 分割位置はここでよかったのか。搬入経路とトラックの荷姿まで考えると、もう一段考えられたのではないか
- 吊りピースの位置と、重心のバランス
- 縞鋼板や手摺の納まり。点検のとき、人は実際どこに立つのか
- ボルトを締める工具が、本当に入るスペースがあるか
「図面上は成立している」と「現場で使える」は違う。エフィがずっと言っていることを、今回は全員が実物の前で確認できたと思います。
自分が描いた線が、目の前にある
普段はそれぞれのPCで作図しているメンバーが、実物の前で「これ自分が描いたところです」と話しているのが印象的でした。
自分の引いた線が、何百キロもある鋼材になって目の前にある。この感覚は、画面の前だけでは絶対に得られません。
エフィが「CADオペレーターではなく、CADエンジニアを育てる」と言っているのは、こういうことです。考えて、決めて、描く。そのためには、描いたものがその先どうなるのかを知っていないといけない。
最後に
貴重な機会をいただいた株式会社後藤産業の皆さまに、あらためて御礼申し上げます。ありがとうございました。
エフィでは、こうして現場や工場に足を運ぶ機会を今後も増やしていきます。図面を描くだけでなく、その先まで見にいく。そういう会社でありたいと思っています。
当日の資料(抜粋)はこちらからご覧いただけます。
工場見学レポート(PDF)
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